ご予約はWEBもしくはお電話で
.png)
甲状腺疾患

橋本病
橋本病は、免疫の異常によって甲状腺に慢性的な炎症が起こる病気で、進行すると甲状腺ホルモンが 不足し、疲れやすさや寒がり、むくみなどの症状があらわれます。初期には症状がほとんどないことも多く、健診で見つかる場合もあります。
診断は血液検査と超音波検査で行い、ホルモンが不足している場合は甲状腺ホルモン薬を用いて治療します。治療が不要なこともありますが、定期的な検査で経過を確認することが大切です。
バセドウ病
バセドウ病は、免疫の異常によって甲状腺が過剰に刺激され、甲状腺ホルモンが必要以上に作られてしまう病気です。動悸、手のふるえ、汗が多い、体重減少、疲れやすさなどの症状があらわれ、日常生活に影響することがあります。目が出るように見える「眼症」を伴うこともあります。
診断は血液検査や超音波検査などで行い、治療は抗甲状腺薬の内服、放射性ヨウ素治療、手術のいずれかを選択します。多くの場合、薬による治療から始め、症状や検査結果を見ながら適切に管理していくことが大切です。


無痛性甲状腺炎
無痛性甲状腺炎は、甲状腺に一時的な炎症が起こることで、甲状腺ホルモンが急に多くなったり、その後に一時的に不足したりする病気です。名前のとおり痛みはほとんどなく、動悸、体のだるさ、暑がり、体重減少などの症状が出ることがあります。
多くの場合は数週間から数か月で自然に治ることが特徴で、診断は血液検査や超音波検査で行います。治療は症状を和らげる薬を中心に行い、必要に応じて経過を観察します。通常は長期の治療を必要としませんが、まれに甲状腺機能が低下した状態が続くこともあり、定期的なチェックが大切です。

亜急性甲状腺炎
亜急性甲状腺炎は、ウイルス感染などをきっかけに甲状腺に炎症が起こる病気で、強い痛みを伴うのが特徴です。首の前側の痛みが飲み込む動作や触れた時に強くなり、発熱 や倦怠感、動悸、汗が多いなどの症状がみられることがあります。炎症の時期には甲状腺ホルモンが一時的に増え、その後に一時的な低下がみられることもあります。
診断は血液検査や超音波検査で行い、治療は痛みや炎症を抑える薬を中心に行います。多くは数週間から数か月で自然に改善しますが、再発することもあるため、経過観察が重要です。
月・水・土曜 9:00-17:00
火・金曜 9:00-12:00
24時間受付中