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記事一覧


熱中症対策の落とし穴。「ペットボトル症候群」と砂糖より太りやすい「異性化糖」の危険性
年々厳しさを増す日本の夏。熱中症対策は今や欠かせません。しかし、水分補給の方法を一歩間違えると、生活習慣病の悪化や「ペットボトル症候群」という重篤な高血糖状態を引き起こす原因になります。 今回は、2型糖尿病の予防と健康的なライフスタイルのために、知っておくべき正しい水分の摂り方について医学的な視点から解説します。 1. 砂糖よりも体重を増やす?清涼飲料水に含まれる「異性化糖」のワナ 多くのスポーツドリンクや炭酸飲料、甘い飲料の成分表には、「果糖ブドウ糖液糖、ブドウ糖果糖液糖、高果糖液糖(異性化糖)」という成分が記載されています。 これはトウモロコシなどから作られる液状の糖分ですが、実は通常の砂糖よりも体脂肪になりやすく、体重を増加させやすいという特徴があります。 満腹感を感じにくいため、ついつい飲みすぎてしまう 吸収が非常に早く、余った糖分が速やかに「中性脂肪」へと変わる 熱中症予防のつもりで良かれと飲んでいる飲料が、気づかないうちに内臓脂肪を蓄え、糖尿病のリスクを跳ね上げてしまっているケースが少なくありません。 2. 「ペットボトル症候群」の悪
7月3日


【糖尿病学会でも注目】マンジャロの正しい知識と、日本だからこそできる健康的な食生活
こんにちは。当院の健康コラムをご覧いただきありがとうございます。 近年、「マンジャロ(チルゼパチド)」や「ウゴービ(セマグルチド)」といった新しい治療薬が、糖尿病や肥満症治療の分野で大きな注目を集めています。テレビやSNSなどで取り上げられる機会も増え、その高い体重減少効果について耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。 実際に、先日開催された米国糖尿病学会(ADA 2026)でも、これらの薬剤に関する最新の研究成果が数多く報告されました。血糖コントロールの改善だけでなく、体重減少や心血管疾患リスクの低減など、さまざまな面で有望な結果が示されています。 当院でも、医学的な適応がある患者様に対し、保険診療および自由診療の選択肢としてマンジャロ治療を行っています。適切な食事療法や運動療法と組み合わせることで、血糖値や体重の改善を実感される方も少なくありません。 しかし一方で、こうした最先端の医療が進歩するなか、世界では「健康的な食事そのものにアクセスできない」という深刻な課題も存在しています。 今回は、アメリカで社会問題となっている「フードデ
6月10日


運動は「おやつ」くらいがちょうどいい。「エクササイズ・スナック」
「運動しなきゃ」と思うと、なんだか重い腰が上がりませんよね。「ジムに行って1時間頑張るか、それとも何もしないか」……そんな極端な考えは、もう手放して大丈夫です。 最近、健康のためにとても効果的だと言われているのが「エクササイズ・スナック」。 おやつをつまむみたいに、 1回1〜2分のちょっとした動き を、一日のあちこちに散りばめる方法です。 実は、体も脳も大喜び! 「たった数分で意味あるの?」と思うかもしれませんが、実は科学的にも嬉しい効果がたくさん証明されています。 血糖値を安定させてくれる (食後のちょこっと運動が効きます) 血圧を穏やかに保つ 頭がスッキリして、集中力がアップする まとまった時間を取らなくても、こまめに動くことで体はしっかり応えてくれるんです。 「わざわざ」やらない。いつもの行動にセットするだけ。 「やる気」に頼ると、どうしても続かないものですよね。 そこで、 「今のルーティン」に「短い動き」をくっつける 作戦がおすすめです。 「お湯を沸かしている間」 に、かかとの上げ下げ 「トイレに立ったついで」 に、スクワットを3回だけ
4月8日


糖尿病治療は「長いマラソン」100点を目指すこと、60点でいいこと。
診察室で提案する生活習慣のアドバイスは、医学的なエビデンスに基づいた「理想の道しるべ」です。しかし、これをすべて「100点満点で守らなきゃ」と自分を追い込みすぎてはいませんか? 実は、仕事や家庭生活で感じる「生活のストレス」は、体にとって無視できない影響を与えます。 ストレスも血糖値を上げる要因に 人間が強いストレスを感じると、体内では「コルチゾール」というホルモンが分泌されます。このホルモンが過剰になると、肝臓での糖の生成を促したり、インスリンの働きを弱めたりして、血糖値を直接的に上げてしまうことがあるのです。 健康のためにと完璧を目指してストレスを溜め、かえって血糖値を上げてしまっては本末転倒です。 「生活」は60点、「お薬」は100点 糖尿病の治療は、短距離走ではなく、一生続く「長いマラソン」のようなものです。完走のコツは、力の入れどころを見極めることです。 食事や運動などの「生活習慣」:60点を目指しましょう 「全部は無理だけど、これなら続けられそう」「今日は半分できたから良し」で十分です。残りの40点はリラックスして、仕事や家庭のストレ
4月1日


ノンシュガー飴にはご注意を
「ノンシュガー」と書かれた飴、安心そうに見えますよね。でも実は、ノンシュガーでも水飴などの糖質が入っていることがあります。 水飴は甘さ控えめですが、血糖値はしっかり上がります。そのため最近、「飴しかなめていないのに血糖値やHbA1cが上がった」という方が、この時期に増えています。 飴は小さいので油断しがちですが、ちょこちょこなめ続けると、血糖値が下がる時間がなくなり、その積み重ねがHbA1c(血糖の平均)に影響します。 実は血糖値の面では、間食として少しずつ食べるより、食後のデザートとしてまとめて食べる方が、血糖値は安定しやすいです。 「ノンシュガーだから大丈夫」と思わず、 成分表示をチェック なめすぎない 甘いものはできれば食後に を意識してみましょう。 「飴だけなんですけど…」も、立派なヒントです。気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。
2025年12月16日


リバウンドしない医学的ダイエット 脂肪減少と筋肉維持のポイント
健康的なダイエットでは、体脂肪を減らすだけでなく、筋肉量を維持・増加させることがとても重要です。筋肉は代謝の基盤であり、筋肉が落ちるとエネルギー消費量が低下し、リバウンドしやすくなります。 🔥この“脂肪減少 × 筋量維持”を同時に叶えるのが多関節運動(コンパウンド種目) スクワットや腕立て伏せのように、複数の大きな筋肉を一度に使う運動のことです。医学的には次のような効果が特に強いことがわかっています。 ■ 脂肪燃焼が加速する 大筋群を動かすことでエネルギー消費が増え、運動後も脂肪が燃えやすい状態(アフターバーン)が続きます。 ■ インスリン抵抗性の改善 筋肉が糖を多く取り込むことで血糖値が安定し、脂肪がたまりにくい代謝環境になります。 ■ 筋肉量の維持・増加 強い張力刺激が加わるため、筋タンパク合成が高まり、ダイエット中の筋量低下を防ぎます。 🏠自宅でできるおすすめの多関節運動 スクワット プッシュアップ(腕立て伏せ) ヒップヒンジ(デッドリフト動作) バーピー どれも短時間で効率よく代謝を高められる運動です。 🏋️♂️フィットネスジムで
2025年12月3日