EDと糖尿病
- 10月24日
- 読了時間: 3分
更新日:11月10日

血管と神経の健康が、密接に関係しています
糖尿病の合併症というと、目・腎臓・神経などを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、実は「ED(勃起障害)」も糖尿病と深く関係しています。血糖コントロールが乱れることで、血管や神経の働きに影響が及び、EDが起こりやすくなるのです。
なぜ糖尿病でEDが起こりやすくなるのか
勃起には、血流・神経・ホルモンの3つの要素が関わっています。糖尿病では、これらすべてに影響が及びます。
血管の障害:高血糖状態が続くと、細い血管の内側が傷つき、陰茎への血流が低下します。
神経の障害:自律神経の働きが乱れると、「刺激を感じて血流を増やす」信号が伝わりにくくなります。
ホルモンの変化:糖尿病や肥満により、男性ホルモン(テストステロン)が低下することがあります。
これらが重なることで、EDは「心の問題」ではなく、身体のサインとして現れることが少なくありません。
EDは、血管の健康状態を映す鏡
EDは、動脈硬化が全身に進んでいるサインである場合もあります。実際、EDをきっかけに心筋梗塞や脳梗塞のリスクが見つかるケースも報告されています。言い換えれば、EDは「血管の健康診断の入り口」となる大切な症状なのです。
早めの相談が、健康を守る第一歩です
EDは年齢のせいだけではありません。糖尿病の治療と並行して、生活習慣の見直しや薬による治療を行うことで、改善が期待できるケースも多くあります。
◎ 食生活を整える・・・野菜・魚・オリーブオイル中心の食事が血管の健康を守ります。
◎ 運動を習慣化する・・・ウォーキングなどで血流とホルモン分泌が改善します。
◎ 肥満を改善する・・・内臓脂肪を減らすことで、男性ホルモン分泌と血流が回復しやすくなります。
◎ 睡眠やストレスの改善・・・自律神経とホルモンバランスを整え、自然な勃起反応を助けます。
◎ 禁煙・飲酒の見直し・・・タバコや過度のアルコールは血管を収縮させ、EDを悪化させます。
◎ 血糖コントロールを整える・・・高血糖を防ぐことで血管や神経の働きを保ちます。◎ 必要に応じてED治療薬を安全に使用する・・・医師が併用薬を確認した上で、適切に処方します。
ED治療薬は血圧・心臓の薬との併用に注意が必要なため、糖尿病や高血圧の治療を受けている方は、必ず医師の管理下で安全に使用することが大切です。
まとめ
糖尿病によるEDは、「血管と神経からのサイン」です。放置せず、恥ずかしがらずに相談することで、生活習慣の改善や治療によって回復する可能性もあります。
EDは「命に関わらない症状」と思われがちですが、実は「全身の健康を映す鏡」です。心身の両面から整えることが、血糖値の安定にもつながります。
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