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視力低下・かすみ目

  • 執筆者の写真: RAJA Inc. 株式会社ラジャ
    RAJA Inc. 株式会社ラジャ
  • 10月17日
  • 読了時間: 2分

更新日:11月26日

「文字が読みにくい」「景色がかすんで見える」「視界がぼやける」

こうした症状は、加齢に伴う目の変化でも見られますが、生活習慣病による目の合併症が隠れていることも少なくありません。

特に糖尿病や高血圧は、目の奥にある網膜の血管に影響を及ぼし、知らないうちに視力を低下させてしまうことがあります。



主な原因となる生活習慣病

  • 糖尿病網膜症

    高血糖が続くと網膜の細い血管が傷み、出血や浮腫を起こします。初期は自覚症状が乏しいですが、進行すると視力低下や失明の原因になります。日本では成人の失明原因の上位を占める病気です。


  • 高血圧性網膜症

    長期間の高血圧で網膜の血管が硬くなり、出血やむくみを引き起こします。進行すると視力が落ちたり、眼底出血の原因となることがあります。



鑑別が必要な病気

視力低下やかすみ目は、生活習慣病だけでなく加齢や他の眼疾患によっても起こります。

  • 白内障

    水晶体が濁ることで、かすみ目やまぶしさを感じる病気です。高齢者に多いですが、糖尿病の人では進行が早くなることがあります。


  • 緑内障

    視神経が徐々に障害され、視野が欠けていく病気です。初期は自覚症状が少なく、気づいたときには進行していることが多いため定期検診が重要です。


  • 加齢黄斑変性

    網膜の中心部(黄斑)が障害され、視界の中心が歪んだり暗く見える病気です。失明原因としても重要で、加齢とともに増加します。



まとめ

視力低下やかすみ目は「年のせい」と思われがちですが、糖尿病や高血圧に伴う網膜症、白内障や緑内障などの病気が背景にあることも多い症状です。

とくに生活習慣病がある方は眼底検査などの定期チェックが欠かせません。早期に発見・治療すれば、進行を防ぐことが可能です。




 
 
 

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