毎日の食事は、自分の体を守るためにできる、もっとも身近で効果的な習慣のひとつです。糖尿病の予防や進行の抑制、合併症のリスクを減らすためには、「どれくらい食べるか」だけでなく、「何を食べるか(食品の質)」がとても大切です。 たとえば、同じカロリーであっても、同じ糖質量や同じ脂質量であっても、食品の種類や加工の度合いによって、インスリン抵抗性や血管への影響は大きく異なることがわかっています。つまり、「まず栄養素の質を意識し、そのうえでカロリーや三大栄養素(たんぱく質・脂質・炭水化物)のバランス、いわゆるPFCバランスを整える」という考え方が、血糖コントロールや動脈硬化の予防において大切になります。 当院の食事療法は、日本糖尿病学会(JDS)、世界保健機関(WHO)、アメリカ糖尿病学会(ADA)の推奨にもとづいた、科学的で無理のない方法を大切にしています。 食事療法7つのポイントを順番にご紹介 ①毎日の食事を、もっとやさしく ― 超加工食品とのつき合い方 野菜、豆類、魚、いも類、玄米など、できるだけ素材に近い食品を中心にすることで、血糖の