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糖尿病の症状と診断 ― 気づきにくいサインとは?
糖尿病はよく知られた病気ですが、「いつの間にか進んでいた」「気づいたときには合併症が出ていた」という声も少なくありません。このページでは、糖尿病の症状や診断のタイミングについてご紹介します。 初期症状が出にくい理由 糖尿病は、血糖値が高くてもすぐに症状が出ないことが多い病気です。少し高いくらいの血糖値では、体にとってそれが「異常」として感じられないため、日常生活に支障が出ないまま、病気がゆっくりと進行していきます。 そのため、自覚症状だけで糖尿病に気づくのは難しく、健康診断で偶然見つかるケースが多いのが特徴です。 高血糖が進行すると現れる症状 血糖値がさらに高くなると、以下のような症状が出てくることがあります: のどが渇く 水をたくさん飲む 尿の回数や量が増える 体重が急に減る 疲れやすい 目がかすむ これらはすべて、体が血糖をうまく処理できず、余分な糖を排出しようとする反応です。 昏睡や合併症のリスク 血糖値が極端に高くなると、「糖尿病性ケトアシドーシス」や「高血糖高浸透圧症候群」といった危険な状態に陥ること
2025年10月17日
糖尿病の基本 ― 原因と種類をやさしく解説
糖尿病という名前はよく聞くけれど、「なぜ血糖が高くなるの?」「どうして治療が必要なの?」と感じる方も多いかもしれません。このページでは、糖尿病の基本的な仕組みと、2つの主なタイプについてご紹介します。 インスリンとは何か インスリンは、膵臓から分泌されるホルモンのひとつで、血液中のブドウ糖(血糖)を細胞に送り届ける“運び屋”のような働きをしています。食事で摂った糖質は体内でブドウ糖に変わり、血液中に放出されますが、インスリンの作用でそれが細胞に取り込まれ、エネルギーとして使われます。 インスリンが不足したり、うまく作用しなくなると、ブドウ糖が血液中にとどまり、血糖値が高い状態(高血糖)が続くことになります。これが糖尿病の基本的なしくみです。 なぜ血糖が高くなるのか 健康な人でも食後は血糖値が一時的に上がりますが、インスリンの働きによって時間とともに元に戻ります。しかし、糖尿病ではこのインスリンが「出にくい」「効きにくい」状態にあるため、血糖がうまく下がらず、高いまま保たれてしまいます。 高血糖の状態が長く続くと、血管や神経
2025年10月17日


糖尿病とは ― はじめての方へ
糖尿病は、血液中のブドウ糖(血糖)が高くなりすぎる病気です。その原因は、血糖を調整するホルモン「インスリン」がうまく働かない、または分泌が足りないことにあります。 インスリンってなに? インスリンは、膵臓から分泌されるホルモンで、血糖を一定の範囲に保つ役割を担っています。食事をすると血糖値は上がりますが、インスリンの作用によってブドウ糖が細胞に取り込まれ、エネルギーとして使われることで、血糖値は自然と下がっていきます。 糖尿病には2つのタイプがあります 1型糖尿病:インスリンをほとんど作れなくなるタイプ(主に若年層に多い) 2型糖尿病:生活習慣や遺伝的要因などが関係し、徐々にインスリンの効きが悪くなるタイプ(日本人に多い) 気づきにくい病気です 糖尿病は、初期にはほとんど症状がないことが多く、気づかないうちに進行する場合があります。のどの渇き、尿の回数が増える、体重が減る、疲れやすくなるといった症状が出る頃には、血糖値がかなり高くなっていることもあります。そのため、健康診断での指摘やご家族に糖尿病の方がいる場合は、
2025年10月17日
手足のしびれ・痛み
「足先がジンジンする」「手がしびれる」「夜になると痛みが強い」 こうした症状は、神経の働きに異常があるときに現れます。一時的な血流障害や疲労でも起こりますが、長く続くしびれや痛みは病気のサインであることも多いため注意が必要です。 主な原因となる生活習慣病 糖尿病性ニューロパチー 糖尿病が長期間続くと、血管や神経が障害され、手足の末端から「しびれ」「痛み」「感覚の鈍さ」が現れます。特徴的なのは、左右対称に足先から始まることが多い点で、「靴下の先がしびれるような感覚」と表現されます。進行すると痛みだけでなく、感覚が鈍くなってけがややけどに気づきにくくなる危険もあります。 アルコールによる神経障害 長期間の多量飲酒は、ビタミンB1不足や神経への直接的な毒性により末梢神経障害を起こします。糖尿病性ニューロパチーと同様に、足先からのしびれや灼熱感、筋力低下を伴うことがあり、生活の質に大きく影響します。 鑑別が必要な病気 しびれや痛みは生活習慣病以外にも多くの病気で起こります。 頚椎症・腰椎ヘルニア 首や腰の神経が圧迫されると、手や足にしびれや痛みが広がりま
2025年10月17日
視力低下・かすみ目
「文字が読みにくい」「景色がかすんで見える」「視界がぼやける」 こうした症状は、加齢に伴う目の変化でも見られますが、生活習慣病による目の合併症が隠れていることも少なくありません。 特に糖尿病や高血圧は、目の奥にある網膜の血管に影響を及ぼし、知らないうちに視力を低下させてしまうことがあります。 主な原因となる生活習慣病 糖尿病網膜症 高血糖が続くと網膜の細い血管が傷み、出血や浮腫を起こします。初期は自覚症状が乏しいですが、進行すると視力低下や失明の原因になります。日本では成人の失明原因の上位を占める病気です。 高血圧性網膜症 長期間の高血圧で網膜の血管が硬くなり、出血やむくみを引き起こします。進行すると視力が落ちたり、眼底出血の原因となることがあります。 鑑別が必要な病気 視力低下やかすみ目は、生活習慣病だけでなく加齢や他の眼疾患によっても起こります。 白内障 水晶体が濁ることで、かすみ目やまぶしさを感じる病気です。高齢者に多いですが、糖尿病の人では進行が早くなることがあります。 緑内障 視神経が徐々に障害され、視野が欠けていく病気です。初期は自覚
2025年10月17日
むくみ
「足が重い」「夕方になると靴がきつくなる」「朝起きたら顔が腫れぼったい」 こうした“むくみ”は、体に余分な水分がたまっているサインです。一時的な疲れや立ち仕事によるむくみもありますが、臓器の働きに異常があるときにも現れる重要な症状です。 主な原因となる生活習慣病 高血圧性心不全 血圧が高い状態が続くと心臓に負担がかかり、心臓のポンプ機能が低下します。その結果、血液がうっ滞して足や全身に水分がしみ出し、むくみとして現れます。 糖尿病性腎症 腎臓の働きが低下すると余分な水分や塩分を排出できなくなり、全身に水がたまります。特に足のむくみが目立ちやすく、進行すると全身性の浮腫となることもあります。 鑑別が必要な病気 むくみは生活習慣病以外の病気でも起こります。 肝硬変 肝臓の働きが低下すると血液中のアルブミンが減り、血管から水分が漏れ出しやすくなります。腹水や全身のむくみとして現れることがあります。 ネフローゼ症候群 尿に大量のたんぱく質が漏れ出す病気で、血中アルブミンが減少し、顔やまぶたを中心に全身に強いむくみを起こします。 下肢静脈瘤...
2025年10月17日