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肥満症治療(自費)

当院では、BMI25以上の方で、肥満に関連する健康障害(肥満関連疾患)を合併している方を対象に、
GIP/GLP-1受容体作動薬「マンジャロ」を用いた肥満症治療を行っています。

マンジャロは本来、2型糖尿病の治療薬として開発された注射薬で、
食欲抑制作用や胃内容排出の抑制、血糖値の改善作用など、
複数の代謝経路に働きかけることで体重減少効果が確認されています。

医師が患者様の体調や合併症を確認しながら、安全性と有効性の両面から適切に処方・管理いたします。

なお、当院では美容や一時的な減量のみを目的とした治療は行っておりません。
BMI25未満の方や、医学的適応のない方への処方はお受けしておりません。
あくまで医学的な肥満症治療として、安全性を最優先に行っております。

👉 初診時のみ予約制となります。
再診以降は、診察やお薬の継続処方を通常の外来時間内で対応いたします。

▶ [GLP-1治療に関してはこちら]

対象となる主な肥満関連疾患

 

(1)耐糖能異常、境界型糖尿病
(2)脂質異常症(高LDLコレステロール血症・高中性脂肪血症など)
(3)高血圧
(4)高尿酸血症・痛風
(5)冠動脈疾患(狭心症・心筋梗塞など)
(6)脳梗塞・一過性脳虚血発作(TIA)
(7)代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD/旧NAFLD・NASH)
(8)月経異常・女性不妊
(9)閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)・肥満低換気症候群
(10)運動器疾患(変形性膝関節症・変形性股関節症・腰椎椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症など)
(11)肥満関連腎臓病(慢性腎臓病・蛋白尿など)

費用(税込)

初診料・再診料 (当院通院中の方は無料) ¥1,000

注射製剤導入・指導料(初回のみ)  ¥2,000

採血検査(ご希望の方) 血糖値、肝腎機能、コレステロールなど ¥4,000

薬剤費(4本セットのみの販売)

マンジャロ 2.5mg   ¥18,000

マンジャロ 5mg    ¥32,000

マンジャロ 7.5mg   ¥44,000

マンジャロ 10mg    ¥52,000

マンジャロ 12.5mg    ¥60,000

マンジャロ 15mg     ¥68,000

当院の方針
 

当院では、体重という数字だけを目標にするのではなく、血糖・脂質・血圧といった「代謝全体の改善」を重視しています。
肥満症は単なる体重の増加ではなく、糖尿病・脂質異常症・高血圧・脂肪肝・睡眠時無呼吸症候群など、全身の代謝異常と深く関係する疾患です。

そのため治療の目的は、

  • 内臓脂肪の減少

  • インスリン抵抗性の改善

  • 慢性炎症や酸化ストレスの軽減

  • 血管・肝臓・腎臓などの臓器負担の軽減

といった「代謝の質を整えること」にあります。

医師が定期的に採血や症状の変化、体重の推移を確認し、副作用や低血糖リスクにも注意しながら、安全かつ継続しやすい治療計画を提案いたします。また、必要に応じて食事・運動・睡眠・ストレス管理など、生活全体の改善もサポートいたします。

なぜBMI25以上を対象としているのか

 

日本では、BMI25以上を肥満と定義しています(日本肥満学会・厚生労働省基準)。
これは欧米の基準(BMI30以上)よりも低い数値ですが、科学的な根拠に基づいた設定です。

アジア人は欧米人に比べて、同じBMIでも体脂肪率が高く、特に内臓脂肪が蓄積しやすい体質を持っています。
そのため、BMI25前後の段階からすでに糖尿病・脂質異常症・高血圧などの生活習慣病リスクが上昇することが、多くの疫学研究で明らかになっています。

当院では、こうした日本人の体質的特徴と科学的根拠を踏まえ、BMI25以上の段階から代謝の異常に注目し、生活習慣や体質を整える治療を早期に行うことが、将来的な糖尿病や心血管疾患の予防につながると考えています。

千葉駅前クリニック

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